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2002年3月7日

2002年は暖冬の為か産卵時期がとても早く、千葉の方では1月半ば頃から散乱が報告されていた。東京都の多摩地区では最初の産卵を確認したのは2月に入ってからでした。

写真は本当は2房で一組のトウキョウサンショウウオの卵。
一般的には一房に20〜40個程度の卵が入っているらしい。2房で1つの卵巣ということになる。新しい卵は透明な膜の中にプルプルしたゼラチン状のモノで満たされているため何とも美味しそうである。



2002年4月11日

一ヶ月ぐらすると卵巣の中でサンショウウオの形ができあがってくる。卵の中で1cmぐらいまで成長し、自力で外に出てくる。

卵巣の中でぴくぴく動き廻るのも観察すると事ができる。

だんだん動きが大きくなっていき、自力で卵巣の端より出てくる。自然界では自力で外に全部出て行くようですが水槽の中では外に出ることができる確立が極端に低くなるようである。そのためある程度卵巣の中が大きくなり外に出てくるヤツが出てくるぐらいのタイミングで卵巣にハサミを入れ、強制的に外に出してやる方が生存率が高まる。

感想: 
たぶん自然界では自力で外に出られない個体は生きていけないのかもしれない。ですが水流や外からの刺激が少なくなる分外に出てこられない個体が多くなるのかもしれない。
この頃の卵は手に持つとぴくぴくと動く幼生の動きが卵全体に伝わりプルプルと震えてとてもおいしそうである。

飼育メモ:
一番楽な時期である。水位・水質の管理だけでよく、特に水温の管理が必要がないのは助かる…水質についても特に気にする必要もないと思われる。(この頃の水槽 → アクアテラリウム用)

外に出られない子達がいる!
トウキョウサンショウウオに限った事かもしれませんがある程度卵の中で大きくなった幼体は卵嚢を引きちぎってでも外に出してあげた方が生存率が高いようです。以前自力ででるまでほっておいた時に卵からでられない子達が多くいたためです。


2002年4月17日



出て来やがった… (強制的に外に出したんだけれども)
ある程度形ができあがってからすぐである。この頃にはイモリやカエルも冬眠から醒め、水田跡にはたくさんのカエルの卵で埋め尽くされている。まだ、水温もさわると指先がしびれるぐらい冷たく、川虫やエサになる生物も少ないはずだけれども。

感想:
何でこんな寒いなか出てくるのか…天敵が出てくる前に共食い覚悟で出てくるという話を聞いたことがあるがイモリが卵から出てくるサンショウウオをねらって泳いでいる所をいつも見かけているだけにあまり信じていないです。種の保存の為と言うより単に、親があまりに警戒心が強いために他の生き物が多い時期には外に出てきたくないだけ…(つまり親のワガママ)という気がしている。 (成体見たことないし) ※タダの思いつきです。

共食いをしない個体は逆に自然界では生き残っていけないようである。共食いされる個体は親のワガママの被害者である。

エサさえきちんと多めにあげておけば水槽内では共食いをさせない事も可能らしい。このときにエサを多めにあげる分水質が悪くなるのでこまめに水変えする必要がある。

飼育メモ: (幼生:手足が出てくる前)
エサ: ブラインシュリンプ(メイン)、カワムシ、ミジンコ等。

でも、今回はブラインシュリンプのみで飼育しました。理由は単にカワムシを取ってくるのがめんどくさかった事、ミジンコは手に入らなかっただけである。三日に二日ぐらい与えていたと思う。

そこそこ大きくなり、手が出てくる頃には冷凍赤虫をピンセットでつまみ一匹ずつ目の前で揺らしてやる。20匹もいると1時間近くかかってしまうのが大変だけれども一番かわいい頃である。

※あまりおおな赤虫を与えるとかみ切れずに窒息することもあるらしいので注意が必要である。 最初は赤虫一匹で「もうおなかいっぱい♪」って感じだったのがどんどん増えていくのがとてもうれしい。

この時期の事故:
1. 誤食・誤飲
 何かの拍子に「人間の髪の毛」の様な物を間違って飲み込み消化できなくなり死亡。誤食・誤飲には注意が必要な用である。水槽用の砂利等も動いた瞬間に何も考えずに食べてしまう可能性があるらしいので注意が必要である。

2. 赤虫がエラから出てる ^^;)
 丸飲みするからなのかどういう訳か口から入った赤虫がエラから出てる事が一度あった…正確に描写すると口とエラから赤虫が出ている状態である。それほどないとは思うけれどもこういう状態になったらがんばってピンセットで無理矢理エラの方から赤虫を引っ張り出してあげましょう(かなり暴れるけれど)

3. やっぱり共食い

エサを食べる用になると1匹の赤虫に集まって来るようになりそんな中手足をパク!っとやられるヤツもいる。(その後新しく生えて来たようである。)


2002年5月27日

 

いつも保全活動を行っている自然に生きているサンショウウオの幼生。


5月31日

@ 手が出る。
A 足が出る。

の順番だったと思う。オタマジャクシとは反対である。

ヤツラは脱皮するのだろうか??
幼生〜上陸にかけてカスミや他のサンショウウオ達はかなり頻繁に脱皮を繰り返すらしい。

…けど…オイラ見つけたこと無いんだけれども。


6月4日

元気いっぱいエサも食べるし。

冷凍赤虫を大あわてで取り合いする。ちょっと喧嘩が心配なお年頃。
個体差も結構出てくるのもこの頃である。

この頃になるとブラインシュリンプの量を減らし、冷凍赤虫でのえづけを行う。一匹ずつピンセットあげていたのだけれども大きくなりアクティブになると最初の一匹に複数の個体が殺到するため怖くなりひとかたまりの赤虫を一気に投入し、ピンセットで振り分ける方法に変えた。
食べるヤツは動かなくても自分で食べるし、動かないヤツはピンセットであげる。最後にスポイトで残ったエサを掃除して終わり。

ムカツイタコト
・ ピンセットであげたエサはくわえるが、後でぺっ* ってやるやつがいる…

そろそろ上陸の準備をしてあげる必要が出てきてしまった…


9月1日

前の記念撮影からはや3ヶ月。

立派に亜成体に成長しました。
あれだけかわいかった幼生の頃から比べると…

エサは食べてくれなくなるし、あまり面にでて動いてくれないしかな〜り地味なヤツラである。夏中エアコンかけっぱなしで一ヶ月の電気代のピークが2万円を超えるなかいつの間にか6〜9cm程度に成長している。

はじめ16匹孵化したヤツラも脱走者を出してしまい現在9匹。

6月の半ばに上陸を始め、最後に8月の半ばに全て上陸終了。
なかなか食べてくれない餌もヨーロッパイエコオロギの一番小さいやつを大量に投入することによって順調に成長している。っていうよりデブである。
写真に撮った個体はそれほどデブにも見えないけれども。

その後脱走事件等もあり、現在9匹となってしまった…ここから成体まで成体になるまで短くても2年半。これからもなが〜いおつきあいになりそうです。


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